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シルクロードオンラインのまったりのんびり プレイ日記です。
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ダラダラと長いです。
いや、でもこの小説内でのシルクの世界観を
はっきりさせようと思って・・・・(ry

はい、ただ私がまとめるのが苦手なだけなんです;
それでも読んで頂ける方は追記でどうぞ^-^













 

 

 


俺は今、人生で初めて、
「モンスター」というものを目にしている。

 

 

一言で言おう。

不気味・・・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 


話はさかのぼって、
俺はレタルディーさんの所で
何を武器にするか悩んでいた。

いろいろ考えてみるが、全部自分には無理に思えてしまう。
しかし、そうは言っていられない。
ここは消去法でいくことにしよう。

ウィザードは・・・・マナがなんたるものかまったくわからないので
却下。

ウォーロックは、怒りのエネルギーが必要だとか。
俺はとくに誰も恨んでいるわけではないので却下。
じわじわ痛めつけるなんておぞましいしな・・・・
(世界中のウォーロック達よ、ごめん!)

バードは・・・楽器なんてせいぜいできてリコーダーが人並み。
琴なんて弾ける訳ない。却下。

クレリックは・・・・信仰心?なんてはなからないから無理だ。
現代の日本人に本気で神様を信じろっていうのは難しい相談
ではないだろうか?

チェイサーは・・・・
ダガーならいけるだろうか。しかし、
毒を刃塗ったりするのに、うっかり毒を
自分につけてしまったりしそうで怖い。
クロスボウは、まったく使い方がわからん。
それに、打つためのボルトとかいうのががなくなったら
どうすればいいんだ。チェイサー・・も却下だな。


残るは、ウォーリアー、だ。
これなら、ただ単に振り回してたらどうにかなりそうな気もする。
不思議パワーも特に必要なさそうだし・・・
しかし、ここで問題が発生する。
武器が、なんと3種類もあるのだ。

どうしようか・・・・

 

「あの、レタルディーさん」

「はい、決まりましたか?」

「いえ、あの・・・・ちょっと武器を触らせてもらっても
 いいですか?」

「どうぞ」

 

そう言って、レタルディーさんは箱を前の方に出してくれた。
俺はまず、ハンドアックスというらしい小型の斧を
持ってみた。

よ、予想通りというか・・・・重たい。
これを片手ずつに持って振り回さなければいけ
ないというのだから、想像してため息が出てしまった。

 


「重い・・・・」

 


そうつぶやくと、横で見ていた男性が
言葉を発した。

 


「それが、生き物の命を奪う重さだ。」

「へ?」

 


なんか、すごいこと言われた気が・・・する。

 


「・・・なんてな。坊主はひょろっちいからな!
 もっと食って筋肉をつけなきゃ男じゃないぞ!」

 

 

と思ったら豪快に笑って
背中をばしばしと叩かれた。
痛い・・・・

 


「えっと、とりあえずお返しします・・・」

 


片方だけ手に取っていたハンドアックスを箱へ戻す。
次は・・・・・

 


「大きいですね、これ」

「そうですね。サイズはいろいろありますが、
 ユーヤの身長でしたらこれぐらいでいいでしょう。」

「そう、ですか・・・」

 


どうやらこれがジャストサイズらしいが・・・・
身の丈はあろうかという大きな剣。
これは、さすがに片手で持つということはないだろう。
それにこれ、どうやって持ち運ぶんだろうか。
背中にベルトでもつけて提げるのだろうか。
きっと小さな子供一人おんぶしているような気分になるだろう・・・
とりあえず、これも箱へ戻す。

 

最後は・・・・・剣、だった。
先に触れたブレードよりも華奢で、
長さも短い。
持ってみても、これなら振り回せないこともなさそうだ。

剣を利き手に握って
じっと見つめていると、レタルディーさんが話しかけてきた。

 


「ユーヤはソードが気に入りましたか」

「え?ああ、えっと・・・・」

 


気に入った、というか・・・
これなら自分も使えそうかな、と思っただけなのだけど・・・

 


「はい、これに・・・します」

「そうですか。ああ、そうですわ。
 ソードを持つなら、シールドもお持ちになられては
 いかがですか?」

「え」

 


やっぱり、もう片方の手にもなにか持たなくちゃいけないか・・・・
あんまり重たくないといいけど。

 

でも、とりあえず俺の武器は「ソード」に決定したのであった。

 


武器が決まって、ソードを手に握って感触を確かめながら
レタルディーさんが箱を片付けているのをぼーっと見ていると、
さきほどから横で見ていた男性に話しかけられた。

 


「坊主、武器は決まったが、その格好でやるのかい?」

「え、えっと・・・」

 

たしかに。
自分の今の服装はどう見ても戦おうという風貌ではない。
制服なんて着ていても、動きにくいだろう。

 


「なあ、俺は防具を売ってるんだ。
 俺の店に来ないか?」

「は、えっと、はい」

 


自身ありげに自分を指していう男性に、
俺はよくわからないながらも
首を縦に振った。

 


「あの!レタルディーさん!有難うございました」

「いえ、がんばってくださいね」

 


俺が振り向きながらレタルディーさんお礼を言うと、
レタルディーさんは微笑んで軽く手を振ってくれた。

 

 

 

 

 

 

 


「さぁ坊主、少し待っててくれよ」

「はい」

 


広場を横切って、
男性・・・・ザトモさんのお店まで来ていた。
後ろには、所狭しと鎧や何か宝石のような
ものがついたものが置いてあった。

 


待ってろ、ザトモさんは奥に引っ込んでしまった。
・・かと思うと、二つほど大きな箱を抱えて
表に出てきた。

 


「これが君に似合いの防具だ」

「2種類・・・ですか?」

「そうだ。」

 


箱を開けてもらうと、片方は
まるで西洋の甲冑のような(というか甲冑そのものなのか?)全て金属でできた鎧と、
もう一つは頑丈な布の服の、要所要所に
金属板が打ち付けてあるものだった。

 


「この2つ、どう違うんですか?」

「ああ、まず・・・」

 


ザトモさんの説明を要約するとこうだ。

 


まず、甲冑の方は、重鎧と言うらしい。
これは見た目どおり身を物理的な攻撃から守る事に
特化していて、殴る蹴る・斬るだのといった
攻撃にはこれが一番効果的らしい。
しかし、魔法?みたいな攻撃にはめっぽう
効果がないんだとか。

次に、金属板。軽鎧というらしい。
これは使われている布にはなんだか不思議パワーが
籠められていて、魔法みたいな攻撃にも
少し耐性があるらしい。
そして、金属板が急所を守っているので、
ある程度物理的な攻撃にも耐性がある、と。
つまりはバランス型。

 

 

「さあ、どっちにする?」

「えっと・・・・・・」

 


魔法はよくわからないのでやはり
殴られたり蹴られたりの方が実感が沸いて怖い。
しかし、甲冑なんか着て歩ける自信はなかった。

 


「その、軽鎧で・・・」

「まあ、そうだとは思ったけどな。
 坊主は華奢だからなあ・・・・重鎧なんか着ても
 まともに歩けないだろ」

 


笑って言われてしまった。
華奢・・・・学校では中背中肉の標準体型だったと
思うんだけどな・・・・

しかし、ザトモさんを見ていると、なんだか本当に
自分が華奢なように思えてしまうから不思議だ。

 


「さ、御代はいいからきがえな!」

「でも・・・・。・・・ありがとうございます」

 

お金のことについて言いたいことはあったが、
実際請求されても今、ここで使われているお金は持っていない。
正直助かるのが本音だった。

 


「ああ、そうだ。これ持ってバルバルドん所に行きな。」

「?」

「シールドをもらってこい」

「あ・・・・そうか」

 


ザトモさんがそう言って小さな紙を渡してくれた。
さっき、レタルディーさんが言ってたような気はする。
しかし、バルバルドとはどの人だ?

それも、聞いたらザトモさんが教えてくれた。

 

 

 

 

 

 

 


「すみません、ザトモさんから言われてきたんですけど・・・」

 


広い広場を渡って、バルバルドさんの所へきた。
バルバルドさんは、まだ若そうな感じだった。

 


「ザトモさんから?」

「はい、あの、これ・・・」

 


俺はもらった紙を渡す。
俺にはなんて書いてあるのかわからなかったから、
不安だったけど・・・

 


「ふむ・・・ちょっと待っててね」

「はい」

 

 

バルバルドさんは紙を持ちながら
奥へ入っていって、すぐに戻ってきた。

 


「はい、これを」

「へ?」

 


丸い盾を渡されて、目を丸くしてしまった。

 


「お金の心配はいらないよ、ザトモさんの紹介だからね」

 


と、いうことは。
また俺はザトモさんのお世話になってしまったらしい。
申し訳ない・・・


でも、とりあえずこれで戦える用意は格好だけはできたので
リセさんの所へ向かった。

 

 


「あの」

「ああ、貴方ですか。武器はソードにしたのですね」

「・・はい」

「では、戦い方を教えます。」

 


かといって、リセさんが教えてくれるのかと思いきや、
「ペガエの門」へ向かえと言われた。

 

 

 

 

 

 

 


「すみません、リセさんから言われたのですが・・・・」

「リセから?新しい冒険者の方ですね。」

「はい・・・・」

 


そこにいたのは、リセさんと瓜二つな女性だった。
双子か、何かだろうか・・・

 


「私は冒険者の最初の手引きをしている、ラピという者です。」

「あ、えっと、ユーヤです。よろしくお願いします。」

「こちらこそ。」

 

凛々しい微笑みを浮かべたラピさんは、
格好いい女性だ、と思う。

しかし、この女性は容赦なかった。

 


「武器は、ソードなんですね。
 では、まず握り方から。」

「は、はい」

 

 

そこから、基本の握り方、
振り方などを軽くレクチャーしてもらった。


で、いきなり。

 

「はい、これで基本はいいですね。
 さて・・・・ああ、そうだ。リセから討伐依頼が来ているので
 あなたにもお願いすることにしましょう。」

「っええ!?」

「大丈夫、相手はとても弱い<モボイ>という、
 町の周りにいる比較的温厚なモンスター達です。」

「で、でも俺戦い方なんてぜんぜん・・・」

 

さっき、教えてはもらったが
振り下げるソードの軌跡はままならないし、体力だって
ぜんぜんないだろう。
なのに・・・

 

「大丈夫、もし倒れたら回収しにいってさしあげますから」

 

 

凄みのある笑顔で、押し切られてしまった。
それってつまり、倒れるまで何もしてくれないってことじゃないですかー!!!

 

その様子を見ながら、すぐ後ろの門の前にいる兵士2人が
可笑しそうにクスクス笑ってるのが妙に俺に脱力感を感じさせた。

いい性格してますね、ラピさん・・・・・!

 

 

 


で、冒頭にいたる。

 

 

どうやらこの
なんか青い妙につぶらな目がたくさん並んでいて、
牙の見える大きな口を開けた、
草にまみれた四肢をもつ人ほどの背丈のものが、
ラピさんいわく

「いちばん弱いモンスター」

らしい。


・・・・・・・・・・・・・どこが!!!
不気味!ものすごく不気味!!
しかし、俺を視界に入れてもまたふいっと顔を
背けて歩いていってしまう。
こっちを攻撃してくるわけじゃないのか・・・
たくさんいるあたり、群れる動物なのだろうか。

しかし、襲ってこないのに倒さなければいけない、というのは
何だかすごくイヤな気分だ。
なれない重さをもつソードを握る手に、
嫌な汗がじわじわとにじみ出る。

そもそも、なんでこんな大人しそうなの(仮)を倒さなきゃいけないんだ?
ラピさんは、たしか・・・


『温厚ですが、悪戯好きで、よく人にちょっかいを出しては
 お金やら物品やらを奪い取ってしまうので困ってるんですよ』

 


・・・・。つまり、あれか

モボイたちは「あいつなんか襲っても何も出ないから放っとこう」ってか!!!
「あいつぜってぇ金なんて持ってねえからそっとしとこうぜ」ってか!!!!


なんだかこちらをときどきチラっと見ては歩いていく
モボイたちが急に小憎たらしく思えてきたのだった。

 

それでも、まだ嫌な汗はとまらない。

 

 

 

 

 

 

 


あとがき

いや・・・・ダラダラと長くすみません。
そして書き方忘れました。

えっと、とりあえず今回、ユーヤくんの武器が決まりましたね。
ソード盾です!やっぱりメインキャラの武器を
使わせていただきました。
そして、ヒロイン誰にしよう・・・
まさかのメディアとかも楽しそうですが、
でもなぁ・・・でもきっとセリンじゃないです。

 


 

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コメント
無題
3話目楽しかったです(^-^)
続き楽しみにしてます♪
【2009/12/31 16:40】 NAME[カリン] WEBLINK[] EDIT[]


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