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シルクロードオンラインのまったりのんびり プレイ日記です。
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なんとなく、書いてしまった。


だって、インできなくてさびしいんだもーん・・・・・ぐすん。

シルクを舞台にした小説っぽいものですよ。
読む気のある方は、「小説を読む」クリック。

※オリジナルキャラクターが主人公です。苦手な方は注意!

 途中出てくる英語はテキトーです。さらっと読み流しちゃってください。
 英語の間違いはスルーしていただけるとうれしいです^^;














 

 

俺は、俺は・・・・・どこにいるんだ。
つまり、ここはどこだ。

 

 

 

交通事故にあって、目が覚めたら水浸し。
どうやら噴水に尻餅をついているらしい。
周りの風景は古き良きヨーロッパ風の町並み。
おまけに、その町並みにぴったりハマるような外人がいる。


あ、なんかあそこにアジアっぽいのもいるぞ・・・

 

 

とりあえず、俺は教科書の中でしか見たことがなかったような
風景の中に迷い込んでしまったのだ。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

ぼーっと周りを見て唖然としていると、
背後から声をかけられた。

 


「Excuse me. Well.....what's up? Why are you sitting here?
 <あの・・・どうされたんですか、そんな所に座って。>」

「へっ?いや、あの・・・」

 


急に声をかけられてびくっとなった背中には気づかれてないといい。
振り返った先には、なにやら心配そうにこちらを見ている、
小柄な茶色い髪の女性だった。

 


「Uh-hum......I think that you came from  Spatiotemporal Gate.
 <ああ・・・、次元の門からいらした方ですね>」

「・・は?何、何言って・・・?」

「Yes? Did you use other way to come here? You are wearing odd wear.
  Did you came from Choan?
  <あら、次元の門から着たんじゃないんですか。そう言われれば、
 変わった格好をしていらっしゃいますね。長安からの方ですか?>」

「ええっと・・・・?」

 


声をかけてきた女性はひたすら喋ってくれているが、
なにせ母国語ではない。たぶん、英語・・・・。
どうしよう、自信ないぞ・・・

 


「Oh,I'm sorry! You can't speak English
 well if you came from Choan.<ああ、ごめんなさい!
 長安からいらした方なら、英語はあまり喋れないかもしれませんね。>」

「あー・・・えっと・・・?」

「Can you speak English well?
 <英語、ちゃんと喋ることができるのですか?>」

「あー・・・えっと、No,I can't speak English.<いいえ、喋れません>」

 


なんとなく、最後に言われた言葉はわかった。
おそらく、簡単な言葉を選んでゆっくりと話してくれたのだろう。
こちらのたどたどしい英語は伝わったのだろうか。

 


「Yeah. Wait a minuts.<そうですか。ちょっと待っててくださいね>」

「I,I see.<わ、わかりました>」

 


そういうと、その女性は噴水の裏側にいる鎧を着た
赤みがかった髪の女性と話をしていた。
そして、その鎧の女性が何かを手渡すと、
話しかけてきた女性はそれを受け取って
こちらに戻ってきた。

 


「Here you are.<どうぞ>」

「Thank you. Well....what's  this?
 <ありがとうございます・・・・これは、なんですか?>」

 


手渡されたのは、細かな装飾と文字らしきもののついた指輪だった。

 

 

「A ring. It help your speaking.
 <指輪です。あなたの会話を助けてくれます>」

「Uh....I see.<へえ・・・・わかりました>」

 


なんだか高級そうな指輪だし、
もらってしまって良い物か悩んだが、
にこにことこちらを見ている女性に押されて、
その指輪を左手の中指にはめた。

 


「どうです?サイズは大丈夫でした?」

「あ、はい、大丈夫・・・・って、ええ!?」

「こういう機能のある指輪なんです。貿易が盛んなので、
 他国からみえる方に配布しているんですよ」

「そ、そんな便利なものが・・・・」

「さあ、水から出てください。風邪を引いてしまいますよ。」

 


まだ、頭が混乱しているものの、
とりあえず女性の指示に従ってその池・・・否、噴水から腰を上げた。

 

 

 

なんだっていうんだ、まったく・・・・。
立ち上がって振り向くと、噴水の真ん中にはキラキラを光る
大きな玉をもった男性の立派な像があった。

・・・こっちの光ってる原理もよくわからんな。

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず、その女性が元いた礼拝堂のような建物にあげてもらい、
体を拭く布まで貸してもらってしまった。
中には、礼拝堂のように見えるのになのにたくさんの薬らしき瓶や
よくわからない細い縄で縛られた宝石のようなものがあった。

 


「あの、すみません、いろいろと・・・。」

「いいえ。困っているときはお互い様です。」

 


さっき、客らしき人が来て女性はそちらの相手をしていた所から戻ってきた。
客らしき人はその青い液体の入った瓶やら、
赤い液体の入った瓶とか、胃薬みたいな丸薬を買っていった。
どうやら、ここは何かの店らしい。

 


「あ、あの・・・・ここって何かのお店ですか、えっと・・・?」

「レタルディー、といいます。ここで、医薬品を提供させて頂いています。
 あなたは?」

「ああ、えっと、裕也<ユウヤ>と言います。」

「ユーヤ・・・・不思議なお名前ですね。」

「はあ・・・。  あ、あの、えっと・・・あれは、薬だったんですね」

 


不思議、といわれて曖昧な返事をしてしまった。
俺のほうからすれば、「レタルディー」のほうが不思議な名前なのだが・・・
俺の常識からいくと、あんな色の液体は
せいぜい色水、食べ物でいくならカキ氷のシロップのようにしか思えなかったが、
そうか、あれは薬なんだな・・・。

 


「知らないのですか?一度も、使ったりとかは?」

「ない、です・・・・。」

「それはまた不思議ですね。私の知っている限りでは、
 この薬はどこでも売っているものなのですが・・・」

「いや、俺はそんなもの見たことないです・・・。」

「そうですか・・・。どのようなところからいらしたので?
 どうして、この町に?」

 


聞かれても。
俺がいた所は説明できるが、周りの雰囲気と時代を考えると、
きっと俺のいた場所は今この瞬間に存在してないのでは、と思う。
なにしろ、今ごろきづいたのだが、
町にいる人の何人かは、物騒な大きな西洋剣らしきものや、
よくわからない、なんだかゲームにでも出てきそうな大きな杖を持っている人が、いた。
鎧を着ている人だっていたし、一部、物々しい雰囲気であった。
ヨーロッパ風の町並みに加えて、ここはコスプレが流行なのか、それとも
こういうファンタジーな世界にでも踏み入れでもしてしまったのだろうか。
・・・いや、後者は妄言もいいとこだ。

 

 

「ええっと、海に囲まれた小さな島国で・・・
 俺は、乗り物にぶつかられて、気がついたらあの噴水の中に・・・」

「乗り物にぶつかられた?お怪我はありませんか、大丈夫ですか?」

 

 

俺がそう答えると、レタルデイーさんは心配そうな顔をしてそう言ってくれた。

そして俺がいいづらそうにしているのがわかったのか、
レタルディーさんは笑顔で話を打ち切ってくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 


「あの、ここは、なんというところですか?」

「ここは、”コンスタンティノープル”です。
 我らが偉大な国王のいらっしゃる町です。」

「あの、どこの国の、王様ですか?」

「ローマ帝国です。」

「(ローマ帝国・・・・!?)」

 


なんというか、なんともいえない。
ただ、学校で習った知識に出てきた気がするその名前に、
俺は頭がくらりとした。
あと、もうひとつ。これは、聞いても聞かなくても後悔する気はしたが・・・

 

 

「あと、なんで外の人たちはこう・・・剣やら、鎧やら・・・・あと、杖?やら・・・」

「?何を言っているのかよくわかりませんが・・・・彼らが武装しているのは、
 町の外には危険なモンスターがたくさんいるからですよ。当たり前ではないですか?」

 

 


ああ、ここは、俺の先刻まで住んでいた場所とは、
場所も、時代もぜんぜん違うのだ。

 


いやな予感が当たってしまって、俺は思わず泣きたいような心境で
額を抑えた。

 

 

 


ああ、もう一度目が覚めたらコンクリートが見たい!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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コメント
長編になるかのぉ
まずは序章だね…指輪で翻訳かぁ。なるほど^^

そうそう、矩凪にもらったイラストでホームページ作ったよ~
ありがとん^-^
【2009/06/28 23:23】 NAME[旅禍@雪の華] WEBLINK[] EDIT[]
無題
こんにちは
興味はあまりなかったのですがクリックしてみると、意外にもとても面白かったです
続きに期待してます
【2009/08/10 03:40】 NAME[ななし] WEBLINK[] EDIT[]


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